4.静音化

[静音化対策その3] グラフィックカード関連の対策

GeForceGTSのFANも
うるさい!


GeForce

CPUを片付けると、まだ耳障りな高音が・・・
たどっていけば、グラフィックカードだった。
おかげで、「どこのなんてカードか分からない」カードに変身してしまった。

いきなりFANレス
もともと、Creativeの3D Blasterには、FANが付いているが、これも猛烈に回るタイプでかなり五月蠅い。
GeForceのMXではFANレスタイプもあるのだが、GTSでは発熱量を考えると「並大抵の」方法ではメルトダウン必至である。
そこで、グラフィックチップ用導熱板を利用して、「両面放熱器仕様」&「CPUクーラーの風を使っちゃおう作戦」に出た。

まずは、純正のFANを取り外し(結構固い。壊す恐れ有り)てコアを挟んで導熱板を取り付ける。
この時、導熱板の取り付けねじの力だけでは先端(コア側)が開いてしまい、コアにきちんと接触しない恐れがある。
仕方がないので、何故か?基板に開いている穴に合うように導熱板の中心近くに穴を開けてネジ止め。
もちろん、他の素子に接触したりすると電源を入れた途端に「昇天」されてしまうので要注意。
特に大型のチップ部品(チップコンデンサや抵抗)がぎりぎりになる。
おいらの場合は、裏側にはブリスターパッケージのPETを導熱板と同じ大きさに切って挟み込んだ。
表側は、コアと接触しなければならないので、そこを避けて絶縁を考える必要がある。

そんなこんなで付いたら、千石電商で300円ぐらいで売っている5cm角の放熱器を4個、熱伝導テープで取り付けて完成。
この放熱器の高さもよく考えないと、下のスロットや、上のCPUに干渉してしまう。
もちろん、ネジを通したところはドリルで穴を開けて「逃げ」を作る。
表面は、実装時には逆さになるので、きちんと貼り付けること。
「ぽとっ」と落ちると、下のカードは昇天してしまう。

出来上がりはこんな感じ。
おもて(ELSAのビデオ出力ボードが付いている)
うら
側面

でもって、実装状態ではこんな感じでCPUクーラーの風が当たるようになっている。
現在、じゃんぱらで700円だった温度計を使って監視しているが、3DMark2000を回しっぱなしにしても60度を超えることはないようである。
まぁ、夏場にだめそうなら、AGP直下のSCSIカードを64Bitに変更して、スロット用クーラーでも入れますわ・・・
(あ、それじゃ何のためのFANレスだ!?)

材料費:
フキアゲ精機グラフィックボード放熱板:@3780+(5cm角放熱器:@300×4)+熱伝導シート:@500
=5480円